伴奏オーディション、合格しちゃった!
こんにちは。
川越市南古谷ピアノ教室フルールのちかざわちずこです。
先程、生徒さんのお母様から嬉しいお電話を頂きました。
「先生、伴奏、通っちゃった!」
とっても弾んだ声で、うれしさが電話から伝わってきました。
先日、少し記事で触れた小3の生徒さんです。(おじいちゃんがレッスン見学に来てくださったんです)
夜、突然お電話を頂いたのは9月8日のことでした。
『学校からピアノ伴奏の楽譜をもらってきたのだけど、
こんなの難しくて弾けない、泣いています。
どうしたらよいでしょうか?』
状況がはっきり分からなかったので、とにかくすぐに
楽譜を持って親子で来て頂きました。
どうやら、学校で
「ピアノを習っている子~」
という質問に気軽に手を挙げたら、伴奏楽譜を渡され
オーディション受けてね、という話…
持ってきた楽譜は、今レッスンしている曲より
はるかに難しい、そして長い。
「こんなの無理…」
と親子で心が折れかかっている状態でした。
だけど、よくよく楽譜を見れば、
この前奏、音数が多いけれど右手は同じことの繰り返し、
ベースが下がっていくだけ、
すごく早い動きがある訳ではない。
…だけど、コードの動きは結構頻繁だし、とにかく長い
私自身も「どうだろう?正直難しいかな?」
という印象でした。
だけどとにかく、弾いてみよう!とその場で前奏のレッスンをしました。
私が右手を弾くのを見てもらうと、
「やってみる!」
と挑戦。数回弾くと、右手、弾けてしまいました。
それに左手を合わせてあげると、お母様も
「すごい!家では全然弾けなかったのに!先生すごい!」
大感激してくれました^^
そして、お子さんにも
「すごいじゃん!弾けるじゃん!」
と何度も声を掛けてあげていました。
生徒さんの嬉しそうな表情も印象的でした。
そのうち「左手も弾く!」と本人が希望して
これも動きを見てもらい模倣。
片手ずつはすぐ弾けてしまいました。
両手合わせる時は、少し苦労しましたが、それでも
何度も何度も、あきらめずにピアノを弾いている姿を見て
3人で相談した結果、
「とにかく挑戦しよう。
そして、挑戦するからには、絶対合格する気持ちでいこう!
オーディションまで、追加レッスンで週2回にしよう」という事になりました。
普段、私は非常に温和ですが(笑)
時と場合により、攻めにいきます(笑)
今回の事が、この生徒さんにとっていいチャンスになるかもしれない
と思ったので、お母さまにも生徒さんにも
「やるからには、本気でゲットする気持ちで取り組みましょう」
と真剣にお伝えしました。
お母様は「先生、本当にすごい。感動しました」と何度も言われ
帰られた後も更に
『褒めて伸ばすレッスンに、感動しました!』
というメールを頂きました。
今朝、お母さまからメールを頂いていたのですが、
『今朝、6時に起きて練習していました。
この3週間近くでかなり○○が変わったので、
とても驚いています。
本当にありがとうございます』
と書いてありました。
そして、今日の合格の知らせ。
お母様の
「伴奏、通っちゃった!」
の驚きと喜び、そして生徒さん自身も電話でお話しを聞かせてくれました。
嬉しいですね。
ふたを開けるまで、どうなるか分からない状況で、
みんなが精一杯がんばりました。
今回の挑戦で、生徒さん自身の意識も、ご家族の意識も
変化があったと思います。
さあ、本番は1か月後なので、更に素敵な伴奏になるよう
一緒に取り組んでいきます♪