ピアノ指導の柱のひとつにしたいもの
こんばんは。
川越市南古谷ピアノ教室フルールのちかざわちずこです。
最近のレッスンで心掛けている事のひとつに、音符を書く事があります。
AIMEI先生のセミナーで伺った事で印象に残った言葉のひとつ
『習ったことを使う』
ということ。
新しい音符、新しい音域が曲で出てきた時、
それが読めること。弾けること。
これまで、私の思考はそこで止まっていました。
でも、音楽だって言葉と一緒ですよね。
言葉も、
まず喋る。
次に文字が読めるようになる。
その次は、その文字を書く。
小さい子供は文字を覚えると、強要しなくても文字を一生懸命書こうとします。
たとえ鏡文字になっていようが、本人は
「自分で文字を書いた」
という事に大満足している様子です。
ピアノのレッスンにも、この過程が必要だ、と気付きました。
実際、小さな生徒でも、よく自分からノートにかわいい四分音符やたどたどしいト音記号を書いてくれます。
きっと、初めて出会った音符やト音記号を書く、それだけでとっても楽しいのだと思います。
文字を書く作業の次のステップは、文章を作り、自分の気持ちを伝えることになります。
音楽だったら「曲を作る」という作業ですね。
最初は偶然の産物でも構わないから、そんな風に自然に
「自分の音楽をつくる」ことができていけばいいな、と思っています。
実際、先日のレッスンで年中さんに楽譜を書いてもらいました。
五線を私が書いて、あとは小節線からト音記号から、もちろん音符も全部書けました。
自分が知っているドからソの音を、すらすらと音符にして、4小節の曲の楽譜が出来上がりました♪
全然迷いがなかったですよ。
それからこれは先月体験レッスン3回目の時に書いた、小2のRちゃんの楽譜です。
階名唱は既に知っていて、音符もすぐに読めるようになったので、
「せっかくだから楽譜をつくろう!」と書いてもらったもの。
『ぶんぶんぶん』のかわいい挿絵もすぐに書いてくれました。
すっごくかわいくないですか?
私が惚れ込んでしまいました。
どんな教本より、素敵な楽譜だと思います。