ピアノ教室だけどカホンが大活躍
昨日は年中のあいるちゃんのレッスンでした。
昨日が5回目のレッスンです。
今はまだおうちにピアノがないので、レッスンの方針をこのように立てました。
1、鍵盤奏は急がず
2、ピアノに親しむ事を中心に
3、この間にリズム・音列・鍵盤位置を定着させていく
これまで4回のレッスンの中ではリトミックの要素を多めに取り入れながらリズムを叩いたり指番号を覚えたり、鍵盤の位置を覚えたり、といろいろな事に取り組んでいました。
先週取り組んだ鍵盤カルタは「おうちでもお母さんとやってみてね!」と渡したのですが、おうちでもしっかり「ど・れ・み」の位置を覚えてきてくれました。
そして、今日のレッスン。
先々週からレッスンの中で歌ってきた『だいすきなパン』。
先週のレッスンでは最初の「ミ・レ・ド」をピアノで弾くことができました。
出来たら今日のレッスンで全て通して弾けるようになって欲しい、その為にはどんな取り組みをしようか…とレッスン計画を立てながら考えていました。
計画その1 ピアノに合わせて歌詞で歌う♪→元気に歌えました。
計画その2 「ミ~レ~ド~」と階名唱をする♪→これもしっかり覚えられています。
計画その3 じゃあ、ピアノで弾いてみよう!→…でもあいるちゃん、これにはちょっぴり自信がないようなのです。
4歳になって間もないあいるちゃん。今、「自分に出来る事」「出来そう!と思う事」「ちょっぴり難しいかもと思う事」。
その微妙な感情の中で揺れているのだと思います。
そこで、無理にピアノに座ってもらわず、これに座ってもらいました。
じゃーん!
これ、ただの箱に見えませんか?
でも立派な打楽器なんです。
これまでのレッスンの中では知らんぷりして普通の椅子のように座っていましたが、『カホン』と言う名の打楽器です。
これにはあいるちゃんと一緒にレッスンに付き添って来られていたお父さんも「へぇ…」と興味津々のご様子でした。
このカホンは大人用のサイズなので、あいるちゃんにはちょっと大きくまだ足がつかないのですが、叩けば本格的な打楽器の音がします。
このカホンを叩きながら、改めて『だいすきなパン』を階名唱しました。
すると、これまで普通に階名唱していただけの時よりもずっと生き生きと歌ってくれたのです♪
そして、その笑顔のままでピアノに座ってもらいました。
「今度は変わりばんこね!先生がこれ叩くからあいるちゃん、ピアノをよろしくね♪」
すると、さっきはちょっと心配そうだった顔とは別人のようにピアノに向かってくれました。
いきなり成功なんてしなくていいんです。
失敗したら笑ってまたチャレンジすればいいだけの話。
そして何回かピアノで弾いていくうち、しっかりと演奏できました!
タブレットで録画もばっちり♪
あいるちゃんの生まれて初めての、ドレミを知ってきちんと曲を演奏しよう!と意識したピアノ演奏です。
こんな瞬間に立ち会えたお父さんは絶対幸せだと思います!
『ピアノを弾く』という事のスタートラインに立ち会うことが出来たのですから。
初めての寝返り、初めてのおすわり、初めてのあんよ…
だんだんそんな『初めて』は減ってくる時期ですが。
昨日が記念すべき『初めてのピアノ演奏』の日でした。
そんな瞬間に立ち会える先生もとっても幸せです!!
あいるちゃんが帰った後も何度も録画を見返してしまいました♪(先生バカなんです)
これからもピアノでたくさんの『初めて』を積み重ねていこうね♪