ハノンのイメージが変わった!
実は長年、レッスンでハノンを使っていませんでした。
テクニックの本はバーナム、時にピシュナを一部使っていました。
2週間前のレッスンの事、『清らかな小川』を弾いていたゆづちゃんが、
「弾き終わると手が疲れる・・・」とポロッと言ったんです。
この長さで手が疲れる。
酷く力んで演奏している事は決してない。
う~ん、これは指の『持久力』が足りてない、という事じゃないか?
そこでハノンを導入する事を決めました。
今週真新しいハノンを用意してやって来てくれました。
早速『ハノンってどんな内容か』一緒にチェックすることに。
1番最初に読んでもらったのは、一番最後のページのあとがき。
『全部弾いても、たった1時間です。
大きな実がなることを思えば、それはほんのわずかな仕事ですね。』
『1日に1度この本全部ひきなさいといっても大げさなことではありません。』
二人で顔を見合わせ無言のまま「・・・・あははは」と乾いた笑いだけが( ´艸`)
かなりのインパクトがあったようです。
そして、本全体の説明をしました。
・1部から3部まであること。
・各番号に鍛える指が示してあること。
・3部のタイトルはそのまま練習課題だということ。
「・・・・これ全部弾くと1時間で終わるの?」
ちょっと恐る恐るの質問。
さっき読んだあとがきが強烈だったんですね。
「でもね、実は先生もハノン全部弾いてないんだ。
ハノンって、いろんなテクニックの練習が載ってるけど、
練習している曲に合わせて必要なハノンを選べばいいんだよ!
テクニックのメニュー表だと思って!」
とっさの思いつきで出た言葉だったのですが、これに自分で大はまりしてしまいました♪
「ほら、お食事に行ってメニュー出されて、それ全部食べる訳じゃないじゃない?
今日はこれとこれ、って選ぶ感じ!」
と言ってから、二人で大笑いしてしまいました。
当然、メニュー全部を1時間で食べる妄想です(≧▽≦)
「こちらがメニューです、全部お召し上がりください!とか、すごいよね!о(ж>▽<)y ☆」
と私が言えば、ゆづちゃん
「1時間で食べなきゃいけないんだ」
と切り替えし(o^-‘)b
一通り笑ってから、本題のハノン1番に入りましたが、先月の音程読みトップタイムを叩き出したゆづちゃん、すぐにしくみを理解し弾いた後、
「おもしろい・・・・」
と呟いていました。
そっか。ハノン、おもしろいんだ・・・・良かった。
ハノンに対してマイナスのイメージはきっとないはず。
私自身もゆづちゃんとの今回のやり取りで、ハノンを取り入れることの恐怖心がなくなりました。
これから、どんどんハノンも取り上げていきます。