それぞれのレベルに合った『ジングルベル』

それぞれのレベルに合った『ジングルベル』

こんばんは。

川越市ピアノ教室フルールのちかざわちずこです。

 

先日、楽譜作成ソフトで作った『ジングルベル』の楽譜です。

151212_2041-001

右手の旋律のみ、しかもリズムも最低限のことしか書かれていません。

この楽譜を年中さんから中学生まで、全く同じものを渡しています。

じゃあ、みんな同じように弾くのか?

そんな訳はありませんよ~~~~^^

 

年中さんの生徒さんも、この楽譜を見てすらすら右手で弾けました。

「これに左手も入れてみる?」

と尋ねると、うれしそうに

「うん!」

と答えてくれたので、

「ここは、ひくいドがいいよ~、がくふに書けるかな?」

と、自分でヘ音記号の部分に音を書き込んでもらいました。

年中さんには、『ヘ音記号の音符を自分で書く→両手で弾く』のが課題になりました。

 

小学生中学年からは、メロディのリズムを変化させて

書き直したり、自分でコードを付けることに挑戦です。

 

これまでレッスンの中でコードに少しずつ触れているので

実践として曲へのコード付けです。

最初は「え~~」と戸惑い気味の生徒さんも

コツを教えてあげると、スイスイと

しっかり自分でコードを付けていけました。

 

だけど、この部分、このままいくと

151212_2041-001-

Dm??

う~~~ん、悪くはないけど、なんだか物足りない?

そこで、「ここはとっておきのコードなんだよ~~~」と

ハ長調にはない、コードの登場です。

「ここを、こうするとどう?」

と、レ ♯ファ ラのDのコードを弾いてあげると、

みんな、目がきら~~~んと輝きます^^

ダイアトニックにはないコードとの出会いです。

 

普通の楽譜で♯が出てくると、

「なんかめんどくさ~い」

という気分になりますが、

自分でコードをつけていくと、まるで宝物を見つけたような

新鮮な響きに感じられるようです。

何度もDのコードを弾いて、味わってくれます。

 

コードが最後までつけられたら、今度は伴奏の形にアレンジです。

これも、学年・ピアノ歴に合った

『自分だけのアレンジ』を考えていきます。

中学生にも同じ楽譜を渡しましたが、すごいですよ!

コードが付けられると『ストライド奏法』は飛び出すは(『エンターテイナー』の伴奏の弾き方)

バラード調にアルペジオで弾いてみたりと、どんどん自分達で

アレンジをして弾いています。

 

なので、更に右手にもコード音をつけて

ボリュームを足していくなどの方法もレッスンして

どんどん進化していきました。

 

年中さんから中学生まで同じ楽譜を使いながら

それぞれの成長に合った、全く違う

『ジングルベル』に成長していっています。

自分だけの『オリジナル・ジングルベル』を

完成させるのも宿題ですよ♪

みんなのジングルベル、楽しみですね~~~~♪

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