コード奏法の後再び楽譜に戻った小学生の成長

コード奏法の後、再び楽譜に戻ってきた小学生の成長

こんばんは。

川越市ピアノ教室フルールのちかざわちずこです。

 

通常の教本を順調に進めていく。

ピアノレッスンとして、基本的なレッスンの流れは

そんな形式だと思います。

基本的には、私の教室はそのスタイルをとっています。

ただ、全ての生徒さんにその形を当てはめてはいません。

ピアノが好き

そんな気持ちは、しっかり伝わってくるのですが、

教本の曲を練習する事に魅力を感じているように

感じられない生徒さんがいました。

教室の三者面談の中でも

お母さんのお悩みを直にお聞きしました。

その話し合いの場で、

「教本に囚われず、弾きたい曲を弾いていく、

コードを取り入れたレッスンを中心にしていく」

そんな形でレッスンをしてきましょう、

と方向を定めました。

それが今年の2月のこと。

 

それからは、コードをしっかり学んで

レパートリーを増やしていきました。

フラットが4つもつくアンジェラアキの

『手紙』もしっかりマスターしてしまいました。

 

そして、

「次は何が弾きたい?」

という質問に

「ジブリの曲がいい」

という事で、選んだのは

『やさしさに包まれたなら』

 

その曲は、久々にコード譜ではなく

通常のピアノ楽譜。

しかも3ページもあります。

だけど、コードネームも書かれていたので、

それを効果的に使いながら、

どんどんマスターしてしまいました。

 

そして今日のレッスン、

新しい曲を選んでくるのも宿題にしていたのですが

尋ねると、答えは…

「お父さんが好きな『紡ぎ歌』」

「え?紡ぎ歌?紡ぎ歌ってピアノの曲の紡ぎ歌?」

「うん」

「これ?」(と、ちょっと歌ってみる)

「そう」

「なんでお父さん、これが好きなの?」

「なんか、ずっと前、発表会で聴いて好きになったんだって」

「へ~~~~!確かに弾いた子いたいた!

○○ちゃんはこの曲弾いてみたい?」

「うん!」

とっても素直にうなずいてくれたので、

私も安心して、紡ぎ歌を選ぶ事ができました。

 

久しぶりに純粋なピアノ曲です。

だけど、今日のレッスンで、

あっという間に最初の主題を両手で

弾けるようになってしまいました。

更に、先も自分で弾こうと

楽譜を読んでいます。

「ちょっと!

お父さんびっくりさせちゃいなよ!

曲を選んだと思ったら、もう両手で弾けてるって!」

そう言うと、うれしそうにニコニコしながら

何度も先も両手に挑戦していました。

 

ご家庭で、次に何を弾こうか相談して下さったこと、

教本を離れ、レパートリーを増やしていきながら

しっかり力を着けていた生徒さんの成長…

教本を進めないレッスンに

不安を感じられた事もあるかもしれませんが、

以前の教本よりずっと難しい曲に

スムーズに取り組めるようになっている姿に

私も秘かに感激でした。

 

これからも、型にとらわれず

色んな勉強の仕方をバランスよく取り入れて

ピアノを楽しんでいきましょう♪

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